皆さんこんにちは!Venus店長(@Venusblaze2)です!
今回は、ソフトウェアのバージョン管理サービスとして世界中で広く利用されている「GitHub」の使い方を出来る限り嚙み砕いて説明していこうと思います。
その前に「 GitHubとは?」「まだ GitHub のアカウントを持っていない」という方は以下の記事をご参考ください。
目次
GitHubの基本的な使い方
この章では、まずはGitHubを初めて利用するという方に向けた基本的な使い方を説明します!
リモートリポジトリを作成してみよう
まずはリモートリポジトリを作成するところから始めてみましょう。
GitHubにログインしたら右上の「+」から「new repository」を選択します。
- Repository nameを入力する(覚えやすい名前を推奨)
- Descriptionを入力する(入力は任意)
- Public(公開される)かPrivate(非公開)かを選択する
- READMEファイル(*)を作成する場合はチェックを入れる
- 「Add .gitignore」「Choose a license」は必要であればチャックを入れる(入れなくても良い)
最後に「Create Repository」をクリックするとリポジトリが作成出来ます。
ローカルリポジトリ・ファイルを作成してみよう
続いて作成したリポジトリ内にファイルを作成してみましょう。
と、そのまえにまずは自身の環境(PC)にローカルリポジトリを作成する必要があります。
ここからはWindowsでは「PowerShell」、Macでは「ターミナル」を使うので開いておきましょう。
Windowsではスタートボタンの隣の検索欄に「pw」と入力するとPowerShellが表示されます。
次に PowerShell もしくはターミナルに以下のコマンドを入力します。
mkdir first(ディレクトリ名)
cd first
git init
- mkdir:ディレクトリ(フォルダ)を作成するコマンド
- cd:指定したフォルダに移動するコマンド
- git init:ディレクトリをリポジトリ化するコマンド
「git init」はローカルリポジトリ化したいディレクトリに移動(cdコマンド)した上で行う必要がある点に注意です!
今回の場合は「first」というディレクトリを作成して、そこに移動した上でリポジトリ化を行ったんだね!
その通り!もしまだ「ローカルリポジトリ」と「リモートリポジトリ」の区別が曖昧だという方は以下の記事をご参考下さい。
GitHub特有の用語を解説した記事はこちら
続いて各自エディタなどで作成したファイルを先ほど作成した「firstディレクトリ内」に保存します。
今回は例として「Atom」というエディタで example.html(ファイル)を用意し、「first」ディレクトリ内に保存しました。
次の以下のコードを入力し、インデックスへの追加を行います。インデックスへの追加を行ったファイルはコミットの対象になります。
git add example.html(ファイル名)
ここまでの操作を行ってようやく次の「コミット」という操作を行うことが出来ます。
コミットしてみよう
続いて作成したファイルをローカルリポジトリに「コミット(登録)」してみましょう。
コミットを行うには次のコマンドを入力します。
git commit -m "add some files"
うまくコミットが行えたかは次のコマンドで確認することが出来ます。
git status
この時次のような結果が出力されれば問題ありません。
gitの初期設定を行っていない場合「エラー」が出てしまうので、事前に済ませておきましょう。
プッシュしてみよう
さて最後にローカルリポジトリのファイル・ディレクトリをリモートリポジトリにアップロードする「プッシュ」の方法をご説明します。
プッシュを行う前にまずはリモートリポジトリの情報をローカルリポジトリに追加します。次のコマンドを入力しましょう。
コマンドの「https以降」はリモートリポジトリのアドレスです。
git remote add origin https://github.com/ユーザ名/○○.git
ローカルリポジトリのアドレスは下図に示す場所から確認することが出来ます。
続いて次のコマンドを入力し、プッシュを行います。
git push origin master
GitHubの画面にプッシュしたファイルが追加されているか確認してみましょう。
ブランチを作成してみよう
ブランチとは複数の開発者らが平行して作業を行う為の仕組みです。
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
では早速ブランチの作成していきましょう。
次のコマンドを入力することで「task1」というブランチが作成されます。
git branch task1(ブランチ名)
ブランチを移動してみよう
作成したブランチに移動する時は「checkout」コマンドを入力します。
git checkout task1
ここでPowerShell・ターミナルに「git branch」と入力すると次のような出力になるかと思います。
現在作業中のブランチには「*」が付いています。
またmasterとは初めから存在しているブランチのことを指します。
ブランチでコミットしてみよう
続いてはブランチでのコミットです。先ほど例に挙げた「task1ブランチ」でのコミットも流れとしては通常のコミットと同様です。
もう一度コミットの流れを復習しておきましょう!
コミットの流れ(おさらい)
今回は例として「first_branch.html」というファイルを作成し、「first」ディレクトリ内に保存しました。
続いて次のコマンドを入力します。
以下のコマンドは該当のブランチへの移動を行った上で行いましょう!
git add first_branch.html(ファイル名)
git commit -m "add some files"
コミットが上手く行えたかどうかは「git status」で確認しておきましょう。
ブランチでプッシュしてみよう
最後にブランチでのプッシュを行ってみましょう。
プッシュを行うには2種類のコマンドが必要でしたが、リモートリポジトリの情報は先ほどの説明からすでに追加済みなので次のコマンドのみ入力します。
git push origin task1(ブランチ名)
うまくいかなかった場合は(プッシュ)をご参考下さい。
プルとはリモートリポジトリの最新状態をローカルリポジトリにダウンロードする仕組みで、複数人で開発を行う際に重宝されます。
例えば自分以外の人が「task1」で開発を行う場合、次のようなコマンドを入力します。
git checkout task1(ブランチ名)
git pull
ブランチを削除してみよう
最後に不要となったブランチを削除する方法をご説明します。今回は例として「task1ブランチ」を削除してみようと思います。
ブランチの削除は次のコマンドを入力します。
git branch -d task1
「git branch」で結果を確認すると
確かに「task1ブランチ」が削除され、masterブランチ(初めから存在しているブランチ)のみになっています。
ちなみにGitHubの画面上からでもブランチを削除を行うことが出来るのでご紹介します。
まずGitHubのリポジトリメインページを開き、赤枠をクリックします。
削除したいブランチの横に表示される「ごみ箱」をクリックし、削除完了です。
GitHubの使い方まとめ
さて今回は、GitHubの基本的な使い方についてご紹介してきました。
聞きなれない用語が多く登場したので、少し難しい部分もあったかもしれません。
GitHub用語について詳しく知りたい方は是非以下の記事をご参考の上、再び本記事をご覧下さい。きっと理解も深まると思いますよ!
最後に今回ご紹介したGitHub上での操作をまとめておこうと思います。
少し覚えることが多いなと感じるかもしれませんが、操作はかなり固定化されており、逆に言うとこれらさえマスターしてしまえば、難しそうだと思っていたGitHubを使いこなすことが出来ます!
一つ一つの操作は非常に簡単なので、今回の内容を逐次参考し、マスターして頂くと良いのではないかと思います!
今回の記事が、どなたかのお役に立つことが出来ていれば嬉しいです!それではまたお会いしましょう!
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